燃費基準が変わる~JC08モードからWLTCモードへ

年々クルマの燃費数値は向上し、ハイブリッドシステムを持たないガソリンエンジン車でも、スズキアルトの場合37.0km/L(JC08モード、2WD CVT車)の低燃費を実現しています。

しかしながら、実際走行してみると20km/Lから23km/L前後の燃費のため「あまりにもかけ離れていない?」との疑問が生まれます。


先代の日産セレナ(C26)Sハイブリッドでは、15.2km/L(JC08モード、2WD CVT車)の燃費数値でしたが、実際に使用してみると、街乗りでは9km/L前後、家族4人乗車で長距離走っても14km/Lをわずかに超える程度で全く参考にならないことがわかります。

今後は、少しでも実際の使用条件に近い燃費数値を表示し、クルマの使用用途に応じた燃費の良いクルマ選びができるように、新燃費表示の「WLTCモード」が導入されます。

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WLTCモードとは

新燃費表示の「WLTCモード」とは、市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードのWLTCモードと信号や渋滞等の影響を受ける比較的低速な走行を想定した市街地モード(WLTC-L)、信号や渋滞等の影響をあまり受けない郊外モード(WLTC-M)、高速道路走行を想定した高速道路モード(WLTC-H)で測定した燃費を表示します。

測定方法は世界共通の測定方法で国産車、輸入車の測定方法の違いが無くなることになります。これまで日本で行われてきた「JC08モード」は日本独自の測定方法でした。なお、海外では日本の市街地・郊外・高速に加え超高速も加わります。

2017年夏以降からWLTCモード燃費が算定されたクルマから順次切り替えられ、2018年10月以降に販売する新型車については、表示を義務化を目指しています。2020年度を目途に完全移行を目指しますが、当面の間は比較検討可能にするため、従来のJC08モードも表示されます。

これまでのJC08モードとは

これまでのJC08モードでの燃費測定方法は2011年から実施されています。実際走行するわけではなく室内で測定器のローラーの上でタイヤを回転させる試験で、エアコンやオーディオなどの電装系は全てオフの状態で行われ、実際の使用状況とは異なる測定方法です。

また、中低速域をゆっくり加速する試験が多く、ハイブリッド車、CVT車に有利とも言われ、実際にハイブリッド車、CVT車の実燃費とJC08モード燃費は大きな差が生じています。

エンジンが暖まっていない状態で走行するコールドスタートなども取り入れられ、以前の10・15モードよりは、実際の走行状態に近づいたとは言え、冒頭でも記した通り、最近では、実際の燃費が6割程度にとどまるクルマが多くなっています。

WLTCモードの燃費はどのように表記されるの?

いち早く、WLTCモード燃費をカタログ表記に用いたのが、マツダCX-3です。CX-3は当初、1.5Lスカイアクティブクリーンディーゼルエンジンのみのラインナップでしたが、新たに、2.0Lスカイアクティブガソリンエンジンが追加されました。CX-3のガソリンエンジンがいち早くWLTCモード燃費が認可され、カタログ上に表記されるようになりました。

新燃費表示の「WLTCモード」の数値を見ると、市街地モードで測定された燃費は実燃費により近くなることが分かります。通勤や買い物など普段使いが市街地なら市街地モード燃費を目安にすることにより、実際の燃費が想定されることになります。

これまでよりも実際の燃費に近い燃費数値でクルマを比較することが可能になり、より自分に合ったクルマ選びが可能になることが期待されています。

WLTCモードにより燃費数値が良くなるクルマ・悪くなるクルマ

WLTCモードが採用されることにより、現状のモデルのままで燃費数値に有利なクルマ、不利なクルマが当然出てきます。これまでのJC08モードに比べてWLTCモードの測定方法の異なる点は以下の通りです。

コールドスタートの増加とアイドリングストップ時間の減少

アイドリングストップを重視している軽自動車やハイブリッドカーは停止時間が短くなることで燃費数値は不利になります。ハイブリッドカーのモーターのみでの走行状態が少なくなります。

試験速度のハイスピード化と走行時間の増大

高速域でもエンジン回転を低く抑えるためには、トランスミッションのハイギア化が求められます。低速で使い易くするため、ローギア化していると回転が上がり燃費数値は落ちます。CVTは高速域での加速は無駄に回転が上昇する場合があり、有利なトランスミッションは、ロックアップコントロール付の多段化されたトルクコンバーター方式のオートマチックです。

加速減速の増加

実際の使用条件に近づけるためにJC08モードと比較し加減速の度合が強くなっています。コンパクトなエンジンで軽量化を図り、加速性能を補うためにターボエンジンを搭載することでWLTCモードの測定に有利に働くと予想されます。

つまり、燃費数値が有利なクルマは、軽いクルマ、トランスミッションが多段化・ハイギア化されたクルマ、ダウンサイジングターボ車、ディーゼル車で、不利なクルマは、CVT車、アイドリングストップが良く効くクルマ、ハイブリッド車で、軽自動車は全般的に燃費数値は大幅ダウンすることが予想されます。

長距離走行で頑張ってもカタログの燃費数値にたどり着かないような、現実とかけ離れた燃費数値はいりません。実際の走行状態とより近い測定方法により測定し、実際の走行と近い燃費数値を期待したいものです。

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