エルグランドから高級大型ミニバン市場を奪取!今や敵無しの歴代トヨタ アルファード

大型1BOXミニバンでは、兄弟車のヴェルファイアともども圧倒的なシェアを誇る、トヨタ アルファード。それ以前からトヨタは同ジャンルミニバンを発売してきましたが、日産 エルグランドの前になかなかシェアを奪えずにいました。しかし、エルグランドの外装が持つアグレッシブ路線を追従して人気を獲得してからは、トヨタの販売力で押し切ってきた感があります。アグレッシブな外観と大人向けの内装を持つ大型1BOXミニバン、アルファードとは。

アルファード 事故車買取はこちら


トヨタ アルファードの画像検索結果URL
https://goo.gl/sbepKB

画像検索結果URLです。画像を掲載しないのは著作権問題もありますが、珍しい車種の場合、画像そのものがWeb上になかったり、あったとしても小さいサイズの画像であったりと、サイトに掲載するにしても質のバラつきが出てしまうため、参考程度に画像検索結果URLを掲載しておきます。あとはご自身でお楽しみください。

スポンサードリンク

各代の概要と時代背景

エルグランドに競り勝ち、日本の大型ミニバンNo.1となったアルファード

日本における、キャブオーバータイプ(運転席・助手席の下にエンジンがある)ではなく、フロントのボンネット内にエンジンを持つFR(フロントエンジン・後輪駆動)大型1BOXタイプミニバンは、1995年発売のトヨタ グランビアが始まりです。

それまで同クラスの代表格だったハイエースから商用車的な雰囲気を一掃、ファミリー向けミニバンとしての需要を期待しましたが、兄弟車グランドハイエースの設定などで、実際は商用車の延長線上にあるモデルでした。

そのためか販売実績は今ひとつで、1997年に日産がメッキグリルを多用して押し出し感が強いフロントマスクを持つ初代エルグランドを登場させると、あっという間にシェアの大半を奪われてしまいます。

そこで、シェア奪還のために根本から発想を改め、FF(フロントエンジン・前輪駆動)乗用車ばりのレイアウトやサスペンションでスペース効率の最大化を図った上で日本人好みの内装を与え、アグレッシブなフロントマスクを与えた国内専用ミニバンを開発しました。

それが初代アルファードで、本格的な走りを求めるユーザーからの評価は決して高くなかったものの、総合的な商品力の高さでエルグランドからシェアを奪還。中型1BOXミニバンのノア兄弟(ノア / ヴォクシー)のごとく、兄弟車にカスタム層向けのヴェルファイアを設定するとエルグランドが追従する余地が無くなってしまい、名実ともに「日本を代表する大型1BOXミニバンブランド」に成長したのでした。

エスティマベースで日本人好みの内外装以外は割り切った初代10系(2002-2008)

初代アルファードは2002年5月に発売、この代ではトヨペット店向けの「アルファードG」と、当初ビスタ店、ビスタ店がネッツ店へ合併後はネッツ店向けの「アルファードV」に分かれていましたが、基本的に車名以外は同じ車です。

先代にあたるグランビア / グランドハイエースが、商用車ベースのFR車だったのに対して、初代アルファードでは一転、2代目エスティマと同じFF車(およびFFベースの4WD車)に変わります。

これはFF大型セダンのカムリのプラットフォームにしたミニバンの方が、駆動系に余計なスペースを割かれてしまうFRミニバンよりスペースに効率に優れているという点に着目したもので、その路線でヒットした2代目エスティマの大型高級版という形です。

同時期に初代がデビューした中型1BOXミニバン、ノア / ヴォクシー兄弟と同じ方式をとり、それらの上位以降車種という意味合いも持っていました。

そのためエンジン、ミッション、サスペンションなども当時のセダンやSUVなど乗用車と同じで、それゆえ、高額車でありながら走りやボディ合成などの面で本格的ではない、と批判的な意見もあります。

しかし、スペース効率最適化とコストダウンを同時にこなすことで内外装にコストをかけることが可能になり、ハイブリッドモデルの追加など乗用車と同様の進化を遂げることになったアルファードは、むしろ「日本人好み」でした。

実際、初代は海外の需要は考慮せず(後に輸出開始)「日産 エルグランドからのシェア奪回とブランドイメージ定着」を至上命題とした日本国内限定車でしたが、それには十分成功し、エルグランドは「通好みのマイナー車」にして、一気に同クラストップに躍り出ました。

パワーユニットは2.4リッター直4、3リッターV6、2種のガソリンエンジンと、2003年7月に追加された2.4リッターハイブリッドの3種類。ミッションは2.4リッター車が4速AT、3リッターが当初4速ATで2005年4月のマイナーチェンジ以降は5速AT、ハイブリッドはCVTです。

なお、4WD車はエスティマの電子制御(アクティブトルクコントロール)4WDより簡素化された、このクラスではオーソドックスなビスカスカップリング付きセンダーデフ式のフルタイム4WDでコストダウンし、これも走りより内外装の質感を重視した結果と言えます。

ハイブリッドは後輪をモーターでアシストする電気式4WDとベルト式CVTを組み合わせた、THS-Cハイブリッドシステムを採用。

また、基本的には2列目が独立シートでウォークスルーの可能な7人乗りか、同3人乗りシートの8人乗りのいずれかですが、3列目を撤去し2列目に足元スペースの広い大型キャプテンシートを採用した豪華版、ロイヤルラウンジも初代から登場しました。

代表スペックと中古車相場

トヨタ MNH10W アルファードG MZ Gエディション 2002年式
全長×全幅×全高(mm):4,800×1,805×1,935
ホイールベース(mm):2,900
車重(kg):1,890
エンジン:1MZ-FE 水冷V型6気筒DOHC24バルブ
排気量:2,994cc
最高出力:220馬力 / 5,800rpm
最大トルク:31.0kgm / 4,400rpm
乗車定員:7人
駆動方式:FF
ミッション:4AT
燃費(km/L):8.9(※10.15モード燃費)
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)トーションビーム
中古車相場(各型全て):9万円~198万円(アルファードV含みハイブリッド除く)

高級大型1BOXミニバンとしてのポジションが確立された2代目20系(2008-2015)

初代同様、モデルチェンジして3代目となったエスティマをベースとして、2008年5月に2代目が発売されました。最大の変更点は、トヨペット店向け「アルファードG」が従来通りのアルファード、ネッツ店向け「アルファードV」が、よりアグレッシブなカスタム仕様を好むユーザー向け兄弟車ヴェルファイアへと、それぞれ独立車種になったことです。

これは、中型1BOXミニバンにおいて、標準的なユーザー向けのベーシックデザインなノアと、アグレッシブデザインを好むユーザー向けカスタムデザインのヴォクシーに分かれているのと同様の路線となります。

ネッツ店ではヴォクシーのユーザーが上位移行するのにアルファードのままではインパクトが弱かったこともあり、同様のデザインテイストを持たせた上で車名を独立させましたが、内外装のデザインを除けば同じ車というのもノア / ヴォクシーと共通です。

もっとも、カローラ店扱いのノアには既にエスティマという上位以降車種があり、アルファードを上位以降車種とする中型1BOXミニバンは、2014年10月にトヨタ店 / トヨペット店扱いのノア兄弟末っ子、エスクァイアが登場するのを待たねばなりません。

さて、トヨペット店扱いで残った2代目アルファードについてですが、内外装のデザインテイストは初代からのキープコンセプトで、ボディやサスペンション、乗車人数によるシート仕様などは初代から大きな変更は無し。

ただし、「大人向けに落ち着いた雰囲気を持つ高級大型1BOXミニバン」というキャラクターはより鮮明となり、上級グレードのエンジンとミッションは3リッターV6からパワフルな3.5リッターV6へ拡大した上で、6速ATが採用されました。これに対して2.4リッター直4エンジンにはCVTが組み合わせられ、走行性能というよりは経済性に若干振った形となっています。

2011年9月のマイナーチェンジでは、モデルチェンジ時に一時的なカタログ落ちをしていたハイブリッドモデルが復活(システムはTHSIIに更新し、より本格的なリアモーター駆動を行う4WDE-Fourを採用)。2012年9月にはGazoo Racingプロデュースのスポーツ仕様「G’s」が追加されています。

代表スペックと中古車相場

トヨタ GGH20W アルファード 350G Lパッケージ 2008年式
全長×全幅×全高(mm):4,850×1,830×1,890
ホイールベース(mm):2,950
車重(kg):2,030
エンジン:2GR-FE 水冷V型6気筒DOHC24バルブ
排気量:3,456cc
最高出力:280馬力 / 6,200rpm
最大トルク:35.1kgm / 4,700rpm
乗車定員:7人
駆動方式:FF
ミッション:6AT
燃費(km/L):9.2(※10.15モード燃費)
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)トーションビーム
中古車相場(各型全て):88万円~389万円(ハイブリッド除く各型含む)

低床化とサスペンション見直しで走りにも高級感を与えた3代目30系(2015-)

2015年1月に発売された3代目は、それまでの「エスティマベースの日産 エルグランド対抗ミニバン」から脱却し、それ自体が単体で1台の高級車として売り出されることになります(兄弟車ヴェルファイアも引き続き継続)。

これはエスティマが3代目を最後にモデルチェンジせず、独自の進化を求められたことと、ライバルのエルグランドとのシェアに大きく差がつき、事実上日本国内ではライバル不在(あえて言えば同門のヴェルファイア)となったことが影響しているかもしれません。

プラットフォームは新型の低床タイプに一新されて、先代より車高が下がったにも関わらず室内高は同等を確保。さらにリアサスペンションも、それまでのエスティマ流用プラットフォームではスペース効率維持のため、走行性能を妥協しつつ採用せざるを得なかったトーションビームから、高い路面追従性と上質な乗り心地を実現するダブルウィッシュボーンへと変更。低重心化とリアサスペンションの変更で、走行性能とその上質感は、2代目以前とは比較にならないほど向上し、「高級車」にふさわしい乗り心地を得ました。

なお、2017年12月のマイナーセンジで大型メッキグリルが採用されてデザインテイストが大きく変わり、内外装の高級感を維持しつつも、ややカスタム寄りに変わりましたが、これは市場が1BOXタイプミニバンに対してより迫力あるデザインを求めての方向転換です。

(代表スペックと中古車相場)
トヨタ GGH30W アルファード 3.5エグゼクティブラウンジ 2008年式
全長×全幅×全高(mm):4,915×1,850×1,935
ホイールベース(mm):3,000
車重(kg):2,100
エンジン:2GR-FE 水冷V型6気筒DOHC24バルブ
排気量:3,456cc
最高出力:280馬力 / 6,200rpm
最大トルク:35.1kgm / 4,700rpm
乗車定員:7人
駆動方式:FF
ミッション:6AT
燃費(km/L):9.5(※JC08モード燃費)
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)ダブルウィッシュボーン
中古車相場(各型全て):258万円~740万円(ハイブリッド除く各型含む)

各代の新装備

豪華装備を中心に、高級車らしい新装備の施された初代

エスティマの上級版、日産 エルグランドキラーである”日本人好みの”高級車として開発された初代は、デザインのみならず装備面でも高級車が備えていて当たり前という装備が採用されています。当時はまだ珍しかった、リモコン操作可能なパワースライドドアなどは最たるもので、巨大なバックドアを上開きするのに人力に頼らず済む、パワーバックドアは日本車初でした。

後で追加されたハイブリッド仕様は、トヨタのハイブリッドシステムでも初期に存在した、スペース効率を重視するミニバン向けにユニットを小型化したTHS-Cで、プリウスなどで一般的なTHS / THSIIではありません。

また、初代から設定された豪華2列シート4人乗り仕様「ロイヤルラウンジ」は、ゆったりとした左右独立大型キャプテンシートで、手元の集中スイッチで窓のカーテンやパワーシートを操作可能なほか、読書灯や足をのせるオットマンも備えた豪華仕様でした。

これはエルグランドが「ロイヤルライン」として1998年に先行して登場させ、日産の社長車としての活躍も話題になった豪華仕様のトヨタ版と言えますが、より広いアルファードでは高級セダンをはるかにしのぐ広さと快適性を備えています。

駐車支援モニターや高級仕様シートを設定した2代目

2代目では独立キャプテンシートを備えた7人乗り仕様のシートに、上級仕様「エグゼクティブパワーシート」を「350G Lパッケージ」と「350S Cパッケージ」などに設定。

2011年9月のマイナーチェンジでは、駐車時にカメラ映像を合成処理して、上から車を見下ろしたような映像をモニターに表示できる「パノラミックビューモニター」をトヨタ車で初設定、大型ミニバンの運転で障害となる駐車時の操作を容易にしました。

また、2.4リッターエンジンとCVTを組みわせ経済性を高めた量販用の廉価グレードと、パワフルな280馬力3.5リッターエンジンと6速ATを組み合わせた上級グレードという形で、グレードごとのキャラクターを明確にする形でパワーユニットが設定されています。

ハイブリッドは初代の簡易版システムTHS-Cから、ユニット小型化でミニバンへの搭載も容易になったリダクション機構付きTHSIIに進化、本格的なハイブリッドになりました。

マイナーチェンジで安全運転支援装置を標準装備化した3代目

新プラットフォーム採用による低床化とリアのダブルウィッシュボーンサス化で大きく変化した3代目ですが、装備面もより進化しました。3列目シートの床下に大容量ラゲッジを追加したり、一部グレードでは助手席と2列目のシートスライドレールを同じにして、助手席の超ロングスライド化を行うなど、シートアレンジや使い勝手をより向上させています。

リモコンで事前予約すれば車に近づくだけで開き、完全に閉まれば自動でロックがかかる予約ロック機構付きウェルカムパワースライドドアは世界初採用です。

2.4リッターガソリンエンジン車はエンジンとCVTが新型に換装され、アイドリングストップも追加されて、より高い経済性を実現。駐車支援機能もパノラミックビューモニターに左右確認サポートと、障害となる自車の内装を透けて写すシースルー機能付きへと進化。8センサー式で障害物を検知するインテリジェントクリアランスソナーも搭載されました。

さらにミリ波レーダー式の衝突被害軽減ブレーキも設定されていましたが、2017年12月のモデルチェンジではセンサーに単眼カメラを追加、車線維持アシスト機能つきで全車速対応型のアダプティブ・レーダークルーズコントロールなどを搭載。

これらに道路標識の認識アシスト機能や先行車発進告知機能などを追加した安全装備パッケージ「Toyota Safety Sense」が、マイナーチェンジを機に全車標準装備となりました。

派生モデル

アルファードの派生モデルはほとんど無いのですが、派生グレード的なものは一部ありました。

アルファードハイブリッド

初代(THS-C)、2代目以降(リダクション機構付きTHSII)に設定された経済性をより重視したモデル。いずれも電気式4WDですが、2代目以降は左右独立モーターで凍結路面などでも積極的に姿勢制御を行う「E-Four」が採用されています。

アルファードG’s

トヨタの純正スポーツブランド、Toyota Gazoo Racingがプロデュースする、スポーツブランド”GR”が、まだ”G SPORT”あるいは”G’s”と呼ばれていた頃、2代目アルファードに途中からG’s仕様が追加されました。

内外装に前後専用バンパーと全席アルカンターラ表皮のシートを採用、スポット溶接増しや補強材の追加でボディ剛性を向上させ、30mmローダウンの専用サスペンションを装着しています。3代目へのモデルチェンジ時に消滅しましたが、今後”GR”ブランドの拡大で再設定されるかもしれません。

次期型大予想

6~7年サイクルでモデルチェンジしてきたアルファードにとって、2015年に登場した3代目はまだまだ「売り頃」で、次期モデルは2021~2022年頃であろうという、かなり先の話です。

当然その頃には新設計アーキテクチャ「TNGA」を採用したプラットフォームをベースに、同じくTNGAモジュールとして開発されたエンジンやハイブリッドシステム、ミッションが採用されていくでしょう。

2017年から2018年にかけて新世代のトヨタ車を担うTNGAモジュールが続々発表されていますが、2.4リッターハイブリッド車は2リッターハイブリッドへ、2.4リッターガソリン車は、CVTの弱点だった発進時レスポンスを解消した発進ギアつき新CVTが採用されます。

3.5リッターガソリン車は、パワフルとはいえかなり古く環境対応も難しいので、現行カムリ(2017年発売)で採用したA25A-FXSエンジンに、より効率化したTHSIIシステムと組み合わせた2.5リッターハイブリッド化される可能性が高いです。

あるいは、より小排気量エンジンにターボを組み合わせたダウンサイジングターボ化か、それのハイブリッド版の可能性もあり。それ以外は、まだ新世代の全固体バッテリーの量産が進む時期でも無いので、EV化など大きな変化は無く、内外装もよほど別なブームが来ない限り、ほぼキープコンセプトで登場するはずです。

機能面では、おそらくその頃にはトヨタでもレベル3(車から求められない限りドライバーが運転しなくて良い)自動運転を実装、少なくとも高速道路で利用可能と思われ、アルファードのような多人数乗車で長距離を走るミニバンにはうってつけの装備となります。

また、その時代には2018年現在より少子高齢化が加速しているため、ターゲットとなる裕福なファミリー層も減少していることから、より高級化、高価格化が進み、需要の少ない日本市場でも売り込むため、国際的に通用する大型化の道を歩んでいるかもしれません。「見た目はそう変わらないが、中身はゴッソリ変わって高級・高価・先進装備を満載」が、ズバリ次期アルファードの姿ではないでしょうか。

スポンサードリンク

事故車でも一括査定OK!おすすめ事故車買取サービス

サービス名 特徴

タウ

参加業者数:タウ1社のみ(事故車買取専門)

ボコボコの事故車だけを専門に買取る業者です。毎日約130台、年間5万台以上の買取実績があります。事故車売却シミュレーターで大体の売却額が分かります。ローンが残っていても、タウのローン組替サービスで補えます。酷い事故車ほど買取歓迎、全国出張査定。

ズバット

参加業者数:200社以上
最大見積もり数:10社

大手を含む 200社以上の車買取業者から、厳選10社に一括で査定依頼ができるので手軽なオークション感覚で一番高い買取業者が選べます。出てきた査定価格を徹底比較して、愛車の最高価格が分かります。

カーセンサー

参加業者数:530社以上
最大見積もり数:30社

カーセンサーは、査定業者の参加数が業界最大級。見積もりが最大30件も取れます。地域に根ざした有名中小企業も多数参加しているので、地方の方もたくさんの査定の中から比較して選ぶことができます