日産 エルグランド – 次期型で驚きの新技術により返り咲きを狙う大型高級1BOXミニバン初の大ヒット作

1990年代からのミニバンブームは2018年7月現在も依然として続いていますが、一時期ホンダ オデッセイのブームにより車高の低い乗用車型ミニバンが流行りかけた時代がありました。そこに抜群の車内スペース、豪華内装、そしてメッキを多用したアグレッシブな外装で1BOXミニバンを復権させたのが日産 エルグランドです。現在でこそトヨタのアルファード / ヴェルファイアにすっかり巻き返された感がありますが、中型以上のアグレッシブマスクを持つ1BOXミニバンは、全てエルグランドを始祖に復権・発展したモデルと言えます。

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各代の概要と時代背景

ハイエース対抗馬、キャラバン / ホーミーから派生した大型ミニバン、エルグランド

日本国内での1BOX商用ミニバン、およびそれをベースとした乗用ワゴンモデルで大型のものは、トヨタのハイエース、そして日産のキャラバン / ホーミーが激しいライバル争いで販売合戦を繰り広げていました。

1980年代からのRV(レクリエーショナル・ビークル)ブーム時代にはいずれも乗用車ライクの豪華内外装に、持ち前の車内スペースの広さを売りとして、後のミニバンブームを先取りしたような展開を見せますが、その当時から既にハイエースのブランド力が勝り始めます。

1990年代に入ってミニバンブームが到来した時も、ハイエースをベースに大型ミニバンのグランビアを仕立てたのはトヨタの方が先でしたが、ここでグランビアは販売面で思わぬ苦戦を強いられました。

ボンネットのないフルキャブオーバースタイルから、短いながらもボンネットを持つセミキャブオーバースタイルになったとはいえ、フロントマスクが大人しめだったグランビアは、商用車然としたスタイルから抜け切れていなかったのです。

ミニバンにせよ同時期にブームだったステーションワゴンにせよ、ベースとなった商用車の影が見えてしまうモデルがいずれもやがては不人気車に転落していったのと同じミスをグランビアも犯してしまったのですが、これを大いに参考にしたのが後発の日産でした。

日産もトヨタと同じように、キャラバン / ホーミー派生(ただし正確にはSUVのテラノがベース)のセミキャブオーバーミニバンを開発していたのですが、デザイン面では1990年代に並行輸入で大人気となったアメリカンミニバン、シボレー・アストロに近づけたのです。

すなわち、分厚いフロントマスクにこれでもかというくらい派手なメッキ装飾を施し、威圧感を感じるほど派手でアグレッシブなデザインとすることで、明らかに『和製アストロ』を目指しました。

もちろん、ボディサイズはアストロよりはるかに小さかったので同じような重厚感とまではいきませんでしたが、正規販売された国産車でアストロ風のアグレッシブ・ミニバンに乗れるということで、初代エルグランドは大成功。

同時に、ホンダ オデッセイやトヨタ イプサムで盛んになり始めていた乗用車ベースの背が低くスポーティなミニバンから、車内スペースを重視した1BOXミニバンが復権するキッカケにもなったのです。

総合概要:日産ミニバン艦隊の旗艦、エルグランド

1999年に日産がルノー・日産連合となって以来の車種整理の際、北米と日本を除き1BOXタイプミニバンの需要はそう多くはなく、しかも北米で人気のフルサイズバンは大きすぎて日本に向かないとあって、現在の日産はさほどミニバンに熱心とは言えません。

それどころか、現在の日産が日本国内市場で販売しているミニバンは大型のエルグランドと中型のセレナのみになってしまいましたが、そこまで車種整理が進む中でも生き残り、数を減らした日産ミニバン艦隊の旗艦となして今でも君臨するのがエルグランドです。

初代エルグランドの成功後、トヨタをはじめライバル他社もエルグランドを追従する路線に転じ、当初それに対し先発の強みで善戦していたエルグランドでしたが、トヨタがアルヴェル(アルファード / ヴェルファイア)を繰り出してくると、一気に守勢に回ることを余儀なくされます。

ライバルに対抗するように、そして他車種との統合もあって3代目以降はFF低床大型ミニバンへと転じ、アルヴェルと同じ路線になりますが、残念ながら販売台数では今や大きく水を開けられていました。

しそれでもアルヴェルを好まないユーザーにとっては唯一選択肢となりえる大型ミニバンとして君臨しており(エリシオンと統合した現行ホンダ オデッセイはひと回り小さい)、反アルヴェル派最後の、心の拠り所です。
また、歴代エルグランドはキャンピングカーやジャンボタクシー、救急車など数々の特装車のベースにもなりました。

当時のミニバンユーザーなら誰もが憧れた定番車種、初代E50系(1997-2002)

1997年5月、日産の大型1BOX商用バン&乗用ワゴンであるキャラバン / ホーミー派生の大型ミニバンとして登場。

それゆえ1999年8月のマイナーチェンジまで、キャラバンを販売していた販売店では『キャラバンエルグランド』、ホーミーを販売していた日産プリンス店では『ホーミーエルグランド』が正式名称でした。

ただし、正確にはキャラバン / ホーミーのボディ違いではなくSUVのテラノ用プラットフォームを流用しており、それに1BOXミニバンボディを載せた形です。

特徴的だったのは、ボンネットの傾斜を緩めてフロントマスクのスペースを大きく取り、大型のヘッドランプやフロントグリルを配してメッキ装飾を施したことで、『顔で主張できるミニバン』を目指したことです。

実際、通常版の他に『ハイウェイスター』やオーテックジャパン仕様の『ライダー』などフロントマスクの異なる仕様でユーザーが望む個性をさまざまに表現することを可能にしており、1BOXミニバンにつきまとう商用車の雰囲気を完全に払拭しました。

これは1990年代前半に流行した輸入ミニバン『シボレー・アストロ』に範をとったものと言えますが、2018年現在に至るまでアグレッシブなフロントマスクで個性を主張するのは、ミニバンのみならず軽トールワゴンに至るまで成功の方程式となっています。

初代エルグランドそのものは、2列目がキャプテンシートの7人乗り、または2:3分割シートの8人乗り仕様となっており、いずれも2列目・3列目は490mmスライドして多彩なシートアレンジを可能にする『スーパーマルチシート』を採用。

1列目から3列目までウォークスルーが可能なほか、全てのシートを倒せば広大なフルフラットスペースが誕生するなど、背が低い乗用車タイプのミニバンより長い車内長、高い車内高を活かして快適性や使い勝手を大幅に高めました。

搭載されるエンジンは発売当初が170馬力の3.3リッターSOHC・V6ガソリンエンジン(VG33E)と、150馬力の3.2リッターOHV直4ディーゼルターボ(QD32ETI)の2種類で、いずれも発売時点でやや旧式化が目立っていましたが、マイナーチェンジで一新されます。

まず1999年8月のマイナーチェンジでディーゼル車が170馬力・3リッター直4DOHC直噴ディーゼルターボ(ZD30DDTi)へ。

続いて2000年8月のマイナーチェンジでガソリン車も240馬力の3.5リッターV6DOHCガソリンエンジン(VQ35DE)へと一新され、大柄で大重量ゆえのアンダーパワー感は完全になくなっています。

2000年8月のマイナーチェンジでは合わせてサスペンション取り付け部の強化で剛性アップを図って乗り心地や操縦安定性を向上させたほか、ライバル車の台頭に対抗してフロントマスクもよりワイド感や高級感を高めました。

この頃のエルグランドは『ミニバンユーザーなら誰もが憧れる頂点』であり、不動の定番車種として風格を漂わせる大人気車種だったのです。

代表スペックと中古車相場

日産 ALE50 キャラバンエルグランド X 1997年式
全長×全幅×全高(mm):4,740×1,775×1,940
ホイールベース(mm):2,900
車重(kg):1,970
エンジン:VG33E 水冷V型6気筒SOHC12バルブ
排気量:3,274cc
最高出力:125kw(170馬力) / 4,800rpm
最大トルク:266N・m(27.1kgm) / 2,800rpm
乗車定員:7人
駆動方式:FR
ミッション:4AT
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)コントロールロッド付き5リンク
中古車相場(各型全て):9.8万~137万円(各型含む)

走りの品質を高めた正常進化型、2代目E51系(2002-2010)

2002年5月にモデルチェンジした2代目は、基本的には先代同様テラノ用プラットフォームを流用したFR / 4WD車ながら、リアサスペンションをマルチリンク化、さらに4輪ディスクブレーキの採用で操縦性や安定性、乗り心地、高級感を大幅に向上。

ライバル車(トヨタ アルファード / ヴェルファイア)がFF / 4WD車でリアサスペンションがトーションビームだったのに対し、走りや乗り心地の点で高級ミニバンにふさわしい『本格派』と言われました。

ただし、ライバル車には存在したエンジンが小さい廉価版が当初存在せず(後に2.5リッターV6エンジン車を追加)、FR車の宿命でどうしてもフロアが高く車内高が制限されることから、販売台数の面ではライバルに逆転される結果となってしまいます。

それでも、初代で助手席側のみだった後席スライドドアを初期の一部グレードを除き両側スライドドアに変更、コラムシフトを操作しやすいインパネシフトに変更するなど、2代目より使い勝手も大幅に向上。

デザインもフロントグリルとヘッドランプをより大型化、メッキパーツを強調して先代からの正常進化を目指しました。

なお、先代で人気だった『ハイウェイスター』は2代目デビュー当初から設定され、当初設定がなかったオーテックジャパン扱いの特別仕様車『ライダー』も2002年10月に追加されています。

エンジンラインナップは3リッターディーゼルが廃止されて当初は3.5リッターV6ガソリンのみ、2004年12月に2.5リッターV6ガソリンが追加されて2種類。

『ライダー』の3.5リッター版には2007年10月にオーテックジャパンの専用チューニングで240馬力から250馬力にパワーアップした『ライダー ハイパフォーマンススペック』も追加されました。

代表スペックと中古車相場

日産 E51 エルグランド XL 2002年式
全長×全幅×全高(mm):4,795×1,795×1,920
ホイールベース(mm):2,950
車重(kg):2,040
エンジン:VQ35DE 水冷V型6気筒DOHC24バルブ
排気量:3,498cc
最高出力:177kw(240馬力) / 6,000rpm
最大トルク:353N・m(36.0kgm) / 3,200rpm
乗車定員:7人
駆動方式:FR
ミッション:5AT
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)マルチリンク
中古車相場(各型全て):5.8万~198万円(各型含む)

FF化で低床ミニバンへと大変身、3代目E52系(2010-)

2010年8月に3代目へとモデルチェンジし、今回は『ハイウェイスター』『ライダー』ともにデビュー時から設定。
先代でFRベースの高級ミニバンとしてアピールしたものの、スペース効率の低さから販売面では苦戦したこともあって、結局ライバル同様にFF化&低床化を図ります。

これによって車高は約100mm下がったものの車内高は50mmダウン程度に留め、エンジンも縦置きから横置きとなってエンジンルームがコンパクトになった事から、車内長が長くなって車内は広くなり、遮音性もアップするなど快適性は向上しました。

それでいてリアサスペンションは引き続きマルチリンクを採用したため、2015年にライバル車(アルファード / ヴェルファイア)がモデルチェンジするまで走りの面での評価は引き続き高くなっています。

エンジンは2.5リッターV6が新型の2.4リッター直4になってこれもライバル並になったほか、継続採用された3.5リッターV6エンジンは280馬力とパワフルになり、ハイブリッド車の設定がなく燃費で劣ることを除けば、ライバル車同等の商品力を得ました。

デザインは一目でエルグランドとわかるアグレッシブなフロントマスクは踏襲しつつ、FF化で1BOXミニバンというより乗用車ベースミニバンに近づいていますが、それだけ車高が下がり精悍さと高速巡航時の安定性も高める結果となっています。

ただし、FRベースのミニバンからFFベースミニバンへと変更するにあたって要した開発期間が長く、その間に2代目を8年と長く販売しなければいけなかった関係で商品力が落ちてユーザーが流出しており、エルグランドの巻き返しには長い時間を要する事になりました。

代表スペックと中古車相場

日産 PE52 エルグランド 350ハイウェイスター プレミアム アーバンクローム 2018年式
全長×全幅×全高(mm):4,975×1,850×1,815
ホイールベース(mm):3,000
車重(kg):2,050
エンジン:VQ35DE 水冷V型6気筒DOHC24バルブ
排気量:3,498cc
最高出力:206kw(280馬力) / 6,400rpm
最大トルク:344N・m(35.1kgm) / 4,400rpm
乗車定員:7人
駆動方式:FF
ミッション:CVT
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)マルチリンク
中古車相場(各型全て):88万~714.8万円(各型含む)

各代の新装備

初代

初代エルグランドで特徴的だったのは、新時代のミニバンとしてコラムシフトを採用、前席から最後列の3列目までウォークスルーを可能にしただけでなく、2列目と3列目に採用した『スーパーマルチシート』です。

2列目はキャプテンシート(独立シート)の7人乗り仕様、2:3分割式ベンチシートの8人乗り仕様ともに回転対座機構を持ち、3列目は左右跳ね上げ式で荷室を大幅に拡大できるマルチアップシートを採用。

さらに前後490mmものシートスライド機構を組み合わせたことで、多彩なシートアレンジの演出、乗車人数や用途に応じた車内空間や荷物スペースを作り出せるようになっています。

3列目シート背後下にもサードシートスライドレバーを装備したことでラゲッジ側からの操作も容易となり、使い勝手が非常に高いシートレイアウトでした。

さらに1998年10月の改良では『ハイウェイスター』など一部グレードにフロント回転対座シート、セカンドシート背面を前に倒せばテーブルにできるカップホルダーつきのセカンドシートバックテーブルや、セカンド回転横向きシート機能を追加した『ラウンジパッケージ』を追加。

単に車体が大きく快適なだけのミニバンではなく、使い勝手に優れたところが高評価の大きな要因です。

さらに、オーテックジャパン扱いの特別仕様車『Kid’sバージョン』や、アウトドアメーカーのコールマンとコラボレーションした『コールマンバージョン』、国内登録累計20万台記念車『メモリアルセレクション』では、100V・100Wの電源コンセントも採用して、低用量の家電も使用可能としています。

2代目

2代目ではATのシフトセレクターレバーを、ドライバー自身では操作するまでどこのポジションを選択しているかわかりにくいコラム式から、ドライバーからレバー根本まで視認できるインパネ式に変更、合わせて4速ATも5速ATに変更されました。

また、日本では子供の路上飛び出しなどへの配慮から運転席側(右側)にないことの多かったスライドドアが、駐車場などでの使い勝手に配慮した両側スライドドアに変更。

『VG』グレードのみは片側スライドドア仕様も残されましたが、需要がなかったのか2004年8月のマイナーチェンジで全車両側スライドドア化されました。

さらに、2代目の頃にはバックモニター程度は軽自動車にまで採用が進んでいましたが、ボディ周囲のカメラ映像を合成して『自車を上から見た映像』を作り出し、駐車時など低速時に障害物などと衝突しないか監視可能な『アラウンドビューモンター』を市販車初採用。

アラウンドビューモニターは2007年10月のマイナーチェンジからハイウェイスターの特別仕様車に標準装備したほか、他グレードにもメーカーオプションで採用可能となり、その後のミニバンやトールワゴンでは定番装備になっていきました。

3代目

FRベースからFFベースへと変更された3代目では、4WD車の4WDシステムも電子制御式の『オールモード4×4』へ変更、悪路走破性や雪上走行の容易さだけでなく、高速走行やコーナリング時の安定性も大幅に向上しました。

世界初の中折れ機能つきキャプテンコンフォータブルシート(7人乗り仕様の2列目)や、これも世界初のドアノブ上ボタンに触れるだけで開閉可能なワンタッチオートスライドドア(3.5リッター車は標準で両側、2.5リッター車は標準で助手席側、オプションで両側)を採用。

『ハイウェイスタープレミアム』では3列目シートが電動格納式になるなど、使い勝手や快適性は大幅に向上しました。

先代末期で採用された『アラウンドビューモニター』も、単に映像を出すだけでなく駐車ガイド機能や、カーナビ連動のフロントワイドビュー機能など、大柄なミニバンを安全に運転するのを支援する機能が豊富になっています。

さらには2011年11月の改良で、アラウンドビューモニターに歩行者など周辺の移動物を検知して知らせる『移動物検知機能』を、カメラと超音波ソナー併用で駐車枠や障害物を確認して知らせる『踏み間違い衝突防止アシスト』を追加、いずれも世界初採用です。

もちろん、カメラやソナーを使った衝突被害軽減ブレーキや、車間距離を保つインテリジェントクルーズコントロールの採用などは言うまでもありません。

派生型

いすゞ ファーゴフィリー / フィリー(初代OEM)

初代エルグランド発売当時、まだ乗用車の国内販売を続けていたいすゞ自動車向けミニバンとして、日産からOEM供給されていたのがいすゞ ファーゴフィリーです。

1BOX商用バン / 乗用ワゴンのキャラバンを既にフィリーとしてOEM供給していた関係で、キャラバンエルグランドとして販売していた日産に倣ってファーゴフィリーとして販売していましたが、後にいすゞでも単に『フィリー』となっています。

いすゞの国内乗用車販売終了は2002年9月でしたが、フィリーの販売は初代エルグランドがモデルチェンジされた2002年2月でひと足早く終了しました。

エルグランド・ロイヤルライン(初代ベース)

運転席・助手席の豪華装備はもちろん、2列目・3列目を豪華な2列目大型キャプテンシートのみとして広々とした乗車スペースを作った豪勢な仕様が、1998年1月にオーテックジャパンのカスタマイズで販売された『ロイヤルライン』です。

同種のコンセプトは1980年代から1BOX商用バン / 乗用ワゴンを作っていたメーカーならどこでも考案しており、実際に販売もされていましたが、エルグランド・ロイヤルラインの場合は当時の日産の社長車として使われたことが話題になりました。

高規格救急車2代目パラメディック(初代ベース)

初代エルグランドの1列目から前と、そこから後ろはその当時のキャラバンの車体をくっつけたニコイチ車をベースに高規格救急車化したのがパラメディックで、『スーパーメディックII』としてOEM供給されたいすゞからも販売されています。

以前からミニバンや乗用車のボディ後半部に大型ボディをくっつけてジャンボ化と乗用車的な操作感を両立させるニコイチ車は作られていましたが、高級ミニバンをベース車としたことで話題になりました。

1998年5月にデビューしてから実に20年もの間モデルチェンジ無しで生産が続けられており、その一方でモデルチェンジしたエルグランド同様のエンジンに変更されるなど、時代に合わせた改良を受け続けてきましたが、ついに2018年度での生産終了が決定、次期型はNV350キャラバンがベースとなります。

エルグランド特装車(初代ベース)

パラメディック同様のニコイチ車で、厳密に言えばパラメディックも含む初代エルグランドベースのキャンピングカーなど、さまざまな特殊用途車のベースモデルがエルグランド特装車です。

時期は不明ですがパラメディックよりだいぶ早く2011年より以前には既に生産終了しており、それゆえ「パラメディックの方がエルグランド特装車のベース」と言われます。

エルグランド・ジャンボタクシー(初代ベース)

エルグランド特装車をベースに、オーテックジャパンで4列シート10人乗り仕様として2001年に発売したのがエルグランド・ジャンボタクシーでした。

初代エルグランド後期型に搭載された3リッターディーゼルターボを搭載しており、10人乗ってもゆとりの走りが特徴です。

エルグランドVIP仕様車(2代目ベース)

初代同様、オーテックジャパンが手掛けたの2列シート4名乗り豪華仕様で、2002年12月発売。豊富なオプションが用意されていたほか、受注生産のオーダーメード車だったので個別に独自注文が可能で、ユーザーの望む仕様を実現可能でした。

エルグランドVIP(3代目ベース)

3代目でも2010年11月に追加発売されたエルグランドVIPですが、標準で3列シート7人乗り仕様だったのが2代目までの違いです。

当初2列シート4人乗り仕様は受注生産による個別対応でしたが、2011年9月には従来同様、最初から2列4人乗り仕様としたグレードが追加設定されました。

次期モデル大予想

3代目でFF化のため開発期間を要し、2代目が8年ものモデルライフを強いられて商品力低下に苦戦したエルグランドでしたが、3代目も気がつけば2018年でデビュー8年目を迎えます。

その間、2015年には宿命のライバルであるトヨタ アルファード / ヴェルファイアが3代目にモデルチェンジ、大幅に魅力アップしてエルグランドはすっかり『大型高級ミニバンの定番』の座を奪われてしまいました。

そこからの挽回は容易なことではなく、早急なモデルチェンジを望まれているとはいえ、キープコンセプトというわけにもいかず、ユーザーを驚かせる何かが必要になってきます。

そのためには車内スペース効率の向上、使い勝手の良さ、安全運転支援システム導入によるイージードライブと事故率低減程度は、もはや当たり前に過ぎると言ってよいでしょう。

そのためにはかなり大胆な変更が必要ですが、まず第一に必要なのは新時代のパワーユニット、それも相当な燃費低減を図れるものです。

ピュアEVで完全電動化はそのためのひとつの手段で、日産では既に中型1BOX商用バン&乗用ワゴンのNV200をEV化、スペインで生産しているe-NV200を日本でも販売していますから、そのバッテリー大容量化&モーター強化によるエルグランドEVがまず一つでしょう。

ただし、ピュアEVに限らず外部充電を要する車が現在抱えているのは、『充電に時間がかかりすぎる』ことで、これはいかに優れたバッテリーが登場し、大容量化・航続距離延長がなされても、むしろ大容量化されるほど充電時間は伸びます。

さりとて現在の急速充電では80%までの充電率にしかならないので、エルグランドのように長距離巡航の頻度が高そうな大型高級ミニバンでは、充電器の性能が向上して急速大容量充電が可能になるまで、ピュアEVの実用性に関してあまり理解は得られないかもしれません。

となれば日産お得意のシリーズ式HV、ガソリンを入れて発電機を回すので充電不要の新感覚EV『e-POWER』を使ったエルグランドe-POWERは確実に登場しそうです。

現在のノートe-POWERやセレナe-POWERでは電池容量の関係で外部充電に対応していませんが、エルグランドのサイズならば、ある程度大容量のバッテリーを搭載し、外部充電にも対応して発電機を回さず近所の買い物や子供の送迎程度はこなせる、PHEV(プラグインハイブリッド化)もアリとなります。

日本におけるミニバンは動力性能は最低限で良くても燃費など経済性に優れている、少なくともそうしたグレードが用意されてイメージアップに貢献しているのが大事です。

技術的には既に日産、あるいはルノー・日産・三菱連合の一員である三菱で持っているものを集めて製品化するだけですから、問題はそれをいつ発売するかだけとなります。

できれば一刻も早く発売したいところだとは思いますが、ルノーも加えたグローバル展開で通用するモデル、少なくともそのベース車になる宿命を考えると、日本国内ミニバン市場という小さな目先の利益よりも、より大きな利益の実現を目指すはずです。

そのために少々開発に時間をかけ、早くても2020年の東京オリンピック開催直前、あるいは遅ければ2021年デビューと思われます。

これも日産お得意の可変圧縮比『VC-T』エンジンを使った2リッターターボを廉価版にして、高級版は2リッター発電用エンジンを積むエルグランドe-POWERと、ピュアEVのエルグランドEV、この3種類が当初から発売!でトヨタのアルヴェルと対決する大予想です。

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