スズキ ソリオ – 後席スライドドア化で大躍進したコンパクト・トールワゴン

かつて各社から発売されて活況を呈したコンパクト・トールワゴン。軽自動車ブームが始まるとスライドドアを持つ軽トールワゴンに押されていましたが、モデルチェンジした3代目で後席スライドドアを採用したら大ヒット!一転して売れ筋車種へと成長したのがスズキ ソリオです。

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各代の概要と時代背景

総合概要:ワゴンRの登録車版で地味だった2代目から一転、3代目から人気車種へ

1993年に登場したスズキ ワゴンRの大ヒットで『ルーフ(天井)が高く車内空間に余裕のあるトールワゴン』に注目が集まると、ワゴンR同様の軽トールワゴンだけでなく、コンパクトカーでもトールワゴンを発売する例が出てきました。

まだ軽自動車に抵抗のある人が多かった時代、黄色ナンバーではなく白ナンバーのれっきとした登録車、そして軽自動車枠にとらわれない、より広い車内スペースを持つコンパクト・トールワゴンもまた、人気車種となったのです。

軽トールワゴンブームの火付け役、スズキもワゴンRの登録車版『ワゴンRワイド』でコンパクト・トールワゴンに参入、車名を変えつつ2代目までワゴンR拡大版として売り込みます。

しかし、『ワゴンRに似すぎている』ことで軽自動車敬遠派からはかえって避けられてしまったのか、あるいは当時のスズキ小型車は基本的に新興国向け低価格車メインで市場が求めるクオリティに達しなかったのか、国内での販売は今ひとつ振るいません。

2代目途中の2005年8月に車名を『ソリオ』と変え、モデルチェンジで外観が変わったワゴンRと決別しますが、旧型ワゴンRと同じ外観の古い車ということで、かえってハンディを負った形に。

その一方、2代目スイフト(2004年発売)以降で『先進国を含めた世界で国際戦略車として通用するプレミアム・コンパクトカー路線』への転換に成功したスズキは、他の小型車でも同様のコンセプトへ転じるとともに、3代目ソリオ(2010年発売)はワゴンRと根本的に異なる進化を遂げました。

それが『後席両側スライドドアを持つコンパクト・スーパーハイトワゴン化』で、大人気だった軽スーパーハイトワゴンでも2代目ダイハツ タント(2007年発売)から取り入れられた手法で、スズキでもパレット(2008年発売)で追従していましたが、3代目ソリオで小型車にも取り入れた形です。

これが成功して3代目ソリオはヒット車となり、現行の4代目(2015年)発売当初までライバル車が存在しなかったことや、他社のコンパクト・トールワゴンが衰退していたこともあり独走態勢へ。

今ではダイハツからトール4兄弟(トール・トヨタ タンク/ルーミー・スバル ジャスティ)が発売されたので市場を独占とはいかなくなりましたが、現在でもスズキ小型車の中ではスイフトとともに売れ筋車種であり、スズキの小型車国内販売年間10万台体制を支えています。

ワゴンRの小型車版『ワゴンRワイド』として登場 初代MA61S/MB61S(1997-1999)

1997年2月、大ヒットしたワゴンRの寸法を拡大した小型車版『ワゴンRワイド』として発売。

エンジンは軽自動車枠にこだわる必要がなかったため、NA(自然吸気・70馬力)またはターボ(100馬力)の1リッター直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、本家ワゴンRをはるかに上回る動力瀬能を持っています。

プラットフォームは初代ワゴンR流用で、前後ドアやヘッドライトなども初代ワゴンRからの流用だっため見た目で『ワゴンR』とわかったため、軽自動車を好まないユーザーに好まれるかと思われました。

しかし、逆に軽自動車のイメージが抜けないためか後続のライバル車(日産 キューブやトヨタ ファンカーゴなど初期のコンパクト・トールワゴン)に対して不利だったようで、販売実績は目立たず、ワゴンRがモデルチェンジした7か月後にわずか2年3か月で生産終了しています。

なお、ベース車同様フロアシフトで、歴代唯一の5速MT車が設定されていました。

代表スペックと中古車相場

スズキ MA61S ワゴンRワイド XZ 1997年式
全長×全幅×全高(mm):3,400×1,575×1,705
ホイールベース(mm):2,335
車重(kg):870
エンジン:K10A 水冷直列4気筒DOHC16バルブ ICターボ
排気量:996cc
最高出力:74kw(100馬力) / 6,500rpm
最大トルク:118N・m(12.0kgm) / 4,000rpm
乗車定員:5人
駆動方式:FF
ミッション:4AT
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)I.T.L
中古車相場:15万~17万円

車名が何度も変わり最後に『ソリオ』で落ち着いた 2代目MA63S/MA64S/MA34S(1999-2010)

ワゴンRワイドからモデルチェンジする形で、1999年5月に『ワゴンR+(プラス)』として発売。

当時のスズキは軽自動車の小型車版を『ワゴンRワイド』、『ワゴンR+』、『エブリイ+』、『ジムニーワイド』と、keiの小型車版である初代『スイフト』を除いて軽自動車のイメージを残すネーミングをしており、ワゴンR+も同様です。

ワゴンR+は2代目ワゴンRのプラットフォームをベースにしたとはいえ、初代のように寸法を拡大しただけでなく完全新設計の小型車用プラットフォームを採用しており、エンジンラインナップは初代と共通でした。

ただ、やはりヘッドライトやドアなどは2代目ワゴンRからの流用なため軽自動車を単純に拡大したものという印象は抜けず、2000年2月に専用丸型6灯式ヘッドライトを装備した『リミテッド』グレードを設定するも、販売面では苦戦することになります。

2000年12月には早々に『ワゴンRソリオ』と改名、1リッターターボエンジンに代え1.3リッターNAエンジンを搭載したほか、大型フロントグリルへ換装した『SWT』グレードを設定するも、ワゴンR RRと同じデザインだったため『大きなワゴンR』にとどまります。

2003年9月にワゴンRが3代目へとモデルチェンジしたことで、ようやくワゴンRと別デザインになりますが、『旧型』ワゴンRデザインのままではかえって陳腐化を印象付けてしまいました。

そこで2004年4月には1リッターエンジンを廃止し、さらにデザイン変更した上で『ソリオ』に再改名してようやくワゴンRと名実ともに決別を果たしますが、サブネームがメイン車名に昇格した程度ではなかなかイメージアップに繋がりません。

結局2代目もライバル車に対して苦戦したまま、発売当時のスズキ小型車に共通していた『安いだけで装備や品質でアピールに乏しい』から脱皮できないまま、2010年まで11年もの長きにわたり販売され続けます。

ただ、『小さいながらも広くて安い』というメリットを生かし、初代スイフト後継として小型パトカーに採用されて以降は全国でよく見かける車種になりました。

代表スペックと中古車相場

スズキ MA63S ワゴンRプラス XT 1999年式
全長×全幅×全高(mm):3,510×1,620×1,670
ホイールベース(mm):2,360
車重(kg):930
エンジン:K10A 水冷直列4気筒DOHC16バルブ ICターボ
排気量:996cc
最高出力:74kw(100馬力) / 6,500rpm
最大トルク:122N・m(12.4kgm) / 3,000rpm
乗車定員:5人
駆動方式:FF
ミッション:4AT
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)I.T.L
中古車相場:2.9万~43.7万円(ワゴンRプラス / ワゴンRソリオ / ソリオ全て)

両側スライドドア化で一躍人気車種へ 3代目MA15S(2010-2015)

2010年12月にモデルチェンジした3代目は、『ソリオ』の車名こそ変わらなかったものの、ルーフ高を思い切って上げ、後席両側スライドドアを採用したことでワゴンRのイメージから今度こそ脱却。

実はこの代でも同時期の軽スーパーハイトワゴン『パレット』のドアを流用していましたが、デザインは明確に差別化されたので軽自動車の小型車版という印象はなくなり、車内寸法も大幅に拡大されてクラス最大の車内スペースを確保します。

内容はまさに『新たに流行した軽スーパーハイトワゴンの小型車版』ではありましたが、スペース効率を追求していくと、全高だけでなく全長や全幅の拡大で軽自動車の寸法では無理なレベルの余裕が確保できる事が魅力。

『全高が高い3列シート中型ミニバン(日産 セレナやトヨタ ノアなど)に対し、3列目は不要で2列目までのスペースやスライドドアの使い勝手は同等でありながら車体は小さい車を求めるユーザー』にウケて、2代目までとは一転してヒット作になりました。

後席ヒンジドアのライバル車が消えていく中、2代目ソリオはむしろコンパクト・トールワゴンの主力車種に成長し、2012年6月にはカスタム版の『ソリオバンディット』も追加されたことで、軽スーパーハイトワゴンと3列シートミニバンの中間的車種として独特の存在感をアピールします。

また、2代目スイフト以降のスズキ小型車はかつての『安いだけが魅力』から内外装の品質や走りの良さが魅力のプレミアムコンパクト路線が国内外で認められるようになった事も、大ヒットにつながった理由です。

さらにはエンジンの高効率化やアイドリングストップ、2段式副変速機付きCVTの導入、限定的なハイブリッド車としての能力を持つ『エネチャージ』の追加により、クラストップレベルの燃費性能を誇りました。

代表スペックと中古車相場

スズキ MA15S ソリオ S 2011年式
全長×全幅×全高(mm):3,710×1,620×1,765
ホイールベース(mm):2,450
車重(kg):1,040
エンジン:K12B 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1,242cc
最高出力:67kw(91馬力) / 6,000rpm
最大トルク:118N・m(12.0kgm) / 4,800rpm
乗車定員:5人
駆動方式:FF
ミッション:CVT
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)I.T.L
中古車相場:15万~159.9万円

大幅なクオリティアップとハイブリッド車追加 4代目MA26S/MA36S/MA46S(2015-)

2015年8月に4代目へとモデルチェンジする頃には、ソリオ/ソリオバンディットは『軽スーパーハイトワゴンでは満足できず、3列シートミニバンまではいらないユーザー』にとって、欠かせない車になっていました。

ヒット作になった3代目のおかげでスズキもソリオの魅力アップに真剣に取り組めるようになり、プラットフォームを刷新してホイールベースを延長、前後乗員間距離を広げて車内スペースにはより大きなゆとりを持たせます。

3代目で途中採用された『エネチャージ』を、モーターアシストも可能にした『マイルドハイブリッド』(軽自動車の『S-エネチャージ』に相当)へと発展させたほか、2016年11月にはEV走行も可能なパラレル式のフルハイブリッド車を投入しました。

フルハイブリッド車が32.0km/Lと軽自動車並の低燃費を叩き出しただけでなく、全車走りや内外装の質感も高いことから、2010年代のスズキ小型車に特有の『登録車の廉価版に留まらない、小さいながらも高品質のプレミアムコンパクトカー』として大ヒット。

スイフトとともにスズキの『小型車国内販売年間10万台』達成の大きな原動力となったのです。

2016年11月にダイハツがトール4兄弟(トール、トヨタ タンク/ルーミー、スバル ジャスティ)を発売した事で、販売力の差からクラストップの座こそ譲り渡したものの、軽自動車ベースのトール4兄弟と異なり小型車専用設計、背は高くとも腰高感を与えないデザインが今でも大いに魅力となっています。

代表スペックと中古車相場

スズキ MA46S ソリオ ハイブリッドSZ 2018年式
全長×全幅×全高(mm):3,710×1,625×1,745
ホイールベース(mm):2,480
車重(kg):990
エンジン:K12C 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1,242cc
最高出力:67kw(91馬力) / 6,000rpm
最大トルク:118N・m(12.0kgm) / 4,400rpm
モーター型式:PB05A 交流同期電動機
モーター最高出力:10kw(13.6馬力)
モーター最大トルク:30N・m(3.1kgm)
バッテリー種類:リチウムイオン電池
バッテリー個数:28
バッテリー容量:4.4Ah
乗車定員:5人
駆動方式:FF
ミッション:5速AGS
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)トーションビーム
中古車相場:69万~218万円

各代の新装備

初代MA61S/MB61S

初代は基本的に初代ワゴンRの寸法を拡大した小型車版で、違いは660cc直列3気筒エンジンではなく、1リッター4気筒エンジンK10Aを搭載しているところ。

NA(自然吸気)版に加えて100馬力とパワフルなターボ版も搭載しており、当時ワゴンRシリーズ最強の動力性能を誇りました。

2代目MA63S/MA64S/MA34S

2代目はベースが新規格版ワゴンR(2代目)となり、フロアシフト式5速MT/4速ATからコラム式4ATへと変更され、ベンチシート化&足元スペースが開放されたことで前席サイドウォークスルーを可能にしました。

左右分割式のリヤシートは前に倒した時にシートクッション(着座部)が足元に収納され、背もたれを倒すと広くてフラットな荷室が生まれるダブルフォールディング式となり、2002年6月には105mmのシートスライド機構も追加されています。

運転席のみだったエアバッグは全車運転席&助手席デュアルエアバッグ化され、4輪ABSや踏力を補助するブレーキアシスト、プリテンショナー&フォースリミッター付きシートベルトが標準装備となり2004年4月には衝突時に足を守るブレーキペダル後退抑制機構を追加。

エンジンは当初初代(ワゴンRワイド)と同じ1リッターNAまたは同ターボエンジンでしたが、2000年12月にワゴンR+(プラス)からワゴンRへの改名時に1リッターターボエンジンは1.3リッターNAエンジン(M13A)へ変更され、2004年4月ソリオへ改名時に1.3リッターNAのみになりました。

3代目MA15S

3代目で採用された後席両側スライドドアは挟み込み防止機構とスライドドアクローザーを備えたパワースライドドア(上級グレードは両側、それ以外は左側のみ)を採用。

前席は左右サイドウォークスルー可能だったベンチシートから、前後ウォークスルーも可能とした左右独立型のセパレートシートに変更されており、後席スライドドアから乗り込んでも運転席や助手席に座ることが可能になっています。
後席は左右独立リクライニング/スライドが可能で、ワンタッチダブルフォールディング式へ進化(廉価グレードを除く)。

エンジンは1.3リッターNAのM13Aから1.2リッターNAのK12Bへと排気量は縮小されますが、吸排気にVVT(可変バルブ機構)を採用した新世代エンジンで最高出力はむしろ向上し、最大トルクも同等。

組み合わせられるミッションも4速ATから副変速機付きの2段CVTとなり、2011年11月にはアイドリングストップ搭載グレードも追加されて燃費性能は大幅に向上したほか、同グレードには坂道発進に便利なヒルホールド機能付きESP(横滑り防止装置)を標準装備。

その他、キーレスプッシュスタートシステム(エンジンスターター)、イモビライザー(防犯装置)を標準装備したほか、4.3インチ液晶バックモニターつきCDプレイヤーをメーカーオプションで準備。

2012年6月には後席両側グリップ、防眩式ルームミラー、時間調整付フロント間欠ワイパーが採用されています。

2013年1月のマイナーチェンジではアイドリングストップ搭載車と4WD車のK12Bエンジンが、緻密な燃料噴射制御を可能にするデュアルインジェクションシステムと、ノッキング抑制効果を高めたクールドEGR搭載の『デュアルジェットエンジン』へ更新。

さらにアイドリングストップ車には、減速エネルギー回生ブレーキでリチウムイオンバッテリーへ充電した電力を車内電装品に使ってエンジンの発電負荷を減らす『エネチャージ』が採用されて大幅な燃費向上を果たしました。

『エネチャージ』搭載車はステータスインフォメーションランプやエネルギーフローインジケーターを備えた専用メーターを採用したほか、その他グレードもタコメーター付き常時照明式自発光メーターを採用。

廉価グレードを除く全車に折り畳み式パーソナルテーブル、トップシェード付きフロントガラス、助手席シートヒーター(4WD車)、リアヒーターダクトを標準装備しています。

2014年2月にはスズキ軽自動車用のレーザーレーダー式より高性能で夜間識別能力にも優れたミリ波レーダーセンサー式の衝突被害軽減ブレーキ、前方衝突警報機能、前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能(制動力強化)、レーダークルーズコントロールをパッケージ化した『レーダーブレーキサポートII』を設定しました。

4代目MA26S/MA36S/MA46S

4代目ではデュアルジェットエンジンK12Cを全車搭載し、『エネチャージ』の機能を強化してアイドリングストップ時のエンジン再始動や最長30秒のモーターアシストが可能でエンジンの負担を減らした、ISG(強化型オルタネーター)搭載の『マイルドハイブリッド』化。

プラットフォーム刷新と高張力鋼板採用拡大、FF車のリアサスペンションをトーションビーム化するなどして軽量化も図り、燃費性能はさらに向上しました。

スライドドアは開口幅60mm拡大やステップ高の低減を図ったほか、新たに採用された『ワンアクションパワースライドドア』はスイッチ操作ひとつで解錠と自動開閉が可能になり、作動中の操作で任意の位置で扉を止める『一時停止機能』も採用。

ラゲッジ(荷室)はバックドア開口部の地上高を下げて荷室幅・荷室高ともに拡大しただけでなく、床下へ新たに設置されたサブトランクは2WDで100L、4WD社で26Lと大容量です。

キャビン(車室)側でも運転席にインパネアッパーボックス、助手席にインパネトレー、そしてドリンクホルダーは500ml紙パック飲料にも対応するなど、収納スペースの容量と使い勝手が大きく向上。

安全運転支援装備はステレオカメラ式の『デュアルカメラブレーキサポート』に進化し、衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制、車線逸脱警報、ふらつき警報、先行車発進お知らせ、エマージェンシーストップシグナル、クルーズコントロールシステムをパッケージ化して、マイルドハイブリッド車にメーカーオプション設定しました。

2016年11月に追加されたフルハイブリッド車では、5速MTのシフト操作とクラッチ操作を油圧アクチュエーターで自動化、クラッチペダルをなくしてAT限定免許で運転できる5速AGS(オートギアシフト)を装備。

ISGに代えてMGU(発電機能付き駆動用モーター)を搭載し、回生エネルギーでのモーターアシストに加え、クリープ走行や60km/h以下での巡航時にバッテリー残量が十分あればエンジンを停止してEV走行も可能になりました。

AGSは基本的には5速MTのためクラッチ操作時には駆動力が途切れて無駄な『空走時間』が生じますが、それを駆動用モーターで補うことで走行効率を格段に高めています。

2018年7月のマイナーチェンジでは『デュアルカメラブレーキサポート』に夜間歩行者検知機能追加や、クルーズコントロールを減速・加速・先行車追従走行機能を追加した『アダプティブクルーズコントロール』に進化。

さらにハイビームアシストや後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制、リヤパーキングセンサーを追加した『スズキ セーフティサポート』へと発展、駐車支援用のオプション装備『全方位モニター用カメラパッケージ』も、カメラに3Dビューと左右確認サポート機能が追加されました。

派生型

スズキ ワゴンR

(初代のベース車・2代目一部供用)
初代ソリオにあたる『ワゴンRワイド』は初代ワゴンRをベースとしており、2代目にあたるワゴンR+/ワゴンRソリオ/ソリオも、ドアなどは2代目ワゴンRと共用でした。それゆえ2代目まではワゴンRと非常によく似ています。

スズキ パレット

(3代目一部供用)
3代目ソリオもスズキ初の軽スーパーハイトワゴン『パレット』のドアを流用するなど、軽スーパーハイトワゴンの小型車版だった事には変わりありませんが、2代目までの教訓から前後デザインをパレットと完全に変えたことで、差別化に成功しました。

シボレーMW(2代目ベース)

2代目にあたるワゴンR+発売時、スズキはまだGMグループに属していたため、『シボレー』ブランドで販売する小型車、シボレーMWをGMに供給していました。

ワゴンR+にシボレーエンブレムを装着、内外装の一部を変更して、内装やオーディオを高級化したことで、ワゴンR+と差別化しています。

2000~2003年まで販売された後、ベース車が『ソリオ』に改名された後の2007年に販売再開してスズキ販売店でも販売されるようになり、2代目ソリオが生産終了する2010年まで販売していました。

オペル アギーラ / ボクスホール アギーラ(2代目ベース)

GMグループのオペル(ドイツ)で生産、同グループのボクスホール(イギリス)ブランドも含め販売していたヨーロッパ向け低価格小型車。

各ブランド向けにエンブレムなど内外装の変更が行われた以外はワゴンR+/ワゴンRソリオ/ソリオと同じ車に見えますが、エンジンはオペル製の1~1.2リッターガソリンエンジンか、1.3リッターディーゼルエンジンが搭載されています。

2006年にスズキがハンガリーで生産していた小型車スプラッシュをベースにモデルチェンジするまで販売されていました。

三菱 デリカD:2(3~4代目OEM)

3代目ソリオ以降、三菱がスズキからOEM供給を受けて販売しているコンパクト・トールワゴンがデリカD:2で、中型ミニバンのデリカD:5、小型商用バン/乗用ミニバンのデリカD:3と、軽自動車のeKワゴン/eKスペースの中間を担う車種。メーカーや車名のエンブレムが変わった以外、基本的にはベースのソリオ/ソリオバンディットと同じです。

次期モデル大予想

現行の4代目ソリオは2015年8月発売なので、現時点(2018年9月)ではまだ3年1か月で、しかもフルハイブリッド車の追加は2016年11月ですから、まだ2年経っていません。

このフルハイブリッド追加の効果は大きかったようで、同時期にダイハツなどからトール4兄弟が発売されて以降も、トヨタとの販売力の差で販売台数トップこそ譲っているものの、販売実績そのものは3,000~5,000台強のペースを保っています。

そのためまだまだモデルライフは残っていると考えるべきで、当面はスイフトなど他モデルでも採用されており、トール4兄弟でも武器になっている1リッターターボモデルの追加など、マイナーチェンジが主体になりそうです。

燃費性能では既に大きく水を開けていますからハイブリッド車、マイルドハイブリッド車については変化なく、単眼カメラ+レーダーセンサー化による安全運転支援パッケージ『スズキ セーフティサポート』の強化が予想されます。

モデルチェンジ時期としては、トール4兄弟の発売やソリオにフルハイブリッド車を追加した2016年11月から5年後、2021年に東京モーターショーで公開し、同年末か2022年初頭に発売というスケジュールが有力ではないでしょうか。

後席両側スライドドアを持つスーパーハイトワゴン路線はそのままのはずですが、軽スーパーハイトワゴンの流行をいかに取り込むかがポイントです。

ダイハツやホンダが軽自動車で取り入れつつ、コンパクトカーではまだ採用していないビルトインBピラーを使った開口部拡大、助手席の背もたれを前に倒した長尺物搭載能力や全体に前に倒した後席足元スペース拡大によるベビーカー搭載能力など、まだ改善の余地はあります。

また、スズキが得意とする軽量化やフルハイブリッド車のグレード拡大なども予想され、さらには2021年ともなるとEVも視野に入ってきますが、トヨタとの提携がそこでどのような影響を与えるのかも問題です。

トヨタに遠慮する必要性が出るとソリオばかり突出させるわけにもいきませんが、逆にEVの車種を拡大したいトヨタの思惑によっては、ソリオEVが登場する可能性も否定できません。

また、トヨタとの提携には電動化技術のほか自動運転技術の導入も含まれますから、『スズキ セーフティサポート』の能力を強化して、高速道路でのレベル2自動運転システム導入も期待されます。

まとめますと、2021年末に軽量化とパッケージの最適化で車内スペース拡大と使い勝手向上、フルハイブリッド拡大で低燃費化を進め1リッターターボ車も追加、5代目ソリオは2021年末発売。

後日ソリオEVやレベル2自動運転システム搭載車も追加と大予想させていただきます。

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