トヨタの主力ミニバン、ノア3兄弟の中でもたくましいイメージを強調してきた歴代ヴォクシー

それぞれの販売台数では日産 セレナに及ばないものの、3車種全て合わせればミニバンでは圧倒的なシェアを持つトヨタの中型1BOXタイプミニバン、ノア3兄弟(ノア、ヴォクシー、エスクァイア)。その中で、ルーツをたどればもっとも古い歴史を持つものの、3兄弟の中でももっとも若者向けのアグレッシブなキャラクターを与えられたのが、ヴォクシーです。

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トヨタ ヴォクシーの画像検索結果URL
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各代の概要と時代背景

歴史をたどれば1960年代に始まる老舗ミニバン

ヴォクシーの源流をたどればライトエース(1970年発売)、さらにその源流をたどればミニエース(1967年発売)がその原型となります。

最初はパブリカ(スターレットを経て現在のヴィッツのご先祖)のミニエーストラックとして登場しますが、1968年に商用1BOXバンとともに、早くも7人乗り乗用ワゴンのミニエースコーチが登場。

わずか800ccのエンジンに現在の軽1BOXワゴン並のボディで7人乗りでしたからさぞかし狭くてアンダーパワーだったかと思いますが、その上級車種としてライトエースが登場するとサイズ的にはだいぶゆとりができました。

やがて、最初は上級車種だったタウンエースと兄弟車になって大型化、1990年代半ばにミニバンブームが到来すると、商用1BOXバンと共通ボディのFR車ながらもボンネットを持つ1.5BOXスタイルとなり、ライトエースノアと改称します。

ここまでは若者向けのネッツ店(1998年まではトヨタオート店)扱いながら、ファミリー層向けのカローラ店扱いのタウンエースノアと特にキャラクター違いでは無かったのです。

しかし、いよいよFF化と低床化で近代的な本格1BOXミニバンへとモデルチェンジされるにあたり、カローラ店向けのノアと、ネッツ店向けのヴォクシーでは、ディーラー系列の客層の違いによって明確にキャラクター分けされることになりました。

ノア兄弟のアグレッシブ版として登場した初代R60G型(2001-2007)

2001年11月にネッツ店から発売された初代ヴォクシーは、カローラ店から同時デビューのノアとは兄弟車ながら、どちらかといえば若々しくスポーティなイメージを持たされたネッツ店の車種ということで、ノアとは明確に違うキャラクターを持たされていました。

先代にあたるFR(後輪駆動)ベースで商用モデルも存在したミニバン、ライトエースノアから一転、FF(前輪駆動)の低床ミニバンとなり、エンジンは2リッターガソリン1種類というのはノアと全く同じで、その他メカニズムや基本ボディも共通です。

ただし、内外装はノアと異なるものが与えられており、上下に仕切るラインで2分割されたヘッドライトユニットや、クリアレンズが用いられたテールランプユニットは、その後の歴代ヴォクシーに共通したノアとの識別点になります。

フロントマスクもノアよりやや角ばって押し出し感の強いアグレッシブな造形がなされており、ファミリー層がノーマルで乗るノアよりも、ドレスアップベース的な要素が濃くなり、CMでも若くたくましい父親が子供を連れて行くようなシーンを多用しました。

なお、車種としてのポジションは5ナンバーサイズFFミドルクラスセダンのプレミオ / アリオンに相当するミニバンとされ、エンジンが共通なほか、ヴォクシー自体もボディは5ナンバーサイズです。

FF低床ミニバンとしては主なライバルの日産 セレナ(2代目)より後発でしたが、そのぶん2,800ッmを超える長いホイールベースとリアサスペンションも車内に干渉しにくいトーションビームとなっており、スペース効率やシートアレンジ面で有利となっています。

代表スペックと中古車相場

トヨタ AZR60G ヴォクシー X Gエディション・ナビパッケージ 2001年式
全長×全幅×全高(mm):4,560×1,695×1,850
ホイールベース(mm):2,825
車重(kg):1,490
エンジン:1AZ-FSE 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1,998cc
最高出力:152馬力 / 6,000rpm
最大トルク:20.4kgm / 4,000rpm
乗車定員:8人
駆動方式:FF
ミッション:4AT
燃費(km/L):14.2(※10.15モード燃費)
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)トーションビーム
中古車相場(各型全て):0.1万円~119.9万円

特別仕様車”煌(きらめき)”シリーズやスポーティなG’sが人気の2代目R70G/W型(2007-2014)

2007年6月にモデルチェンジした2代目は基本的なデザインテイストは先代からのキープコンセプトながら、フロントグリルがヴォクシー専用ではなくグリルレスに近いボンネット一体型に変更され、大きなネッツエンブレムを装着しました。

先代で途中から設定された、メッキパーツを多用した純正ドレスアップバージョン”煌(きらめき)”シリーズがこの代でも人気で、ドアハンドルやドアミラーなどにメッキパーツを多用。デュアルパワースライドドアを装備するなど豪華仕様という意味では共通の、兄弟車のノアの特別仕様車「S G Edition」より高めの価格設定になっています。

“煌”シリーズはモデルライフを通じて何度か設定されるたびにスピーカーの追加や高輝度シルバーメタリック塗装の追加などで進化しており、特別仕様車というよりはヴォクシーに定期的に設定される定番グレードになりました。

また、2010年6月には純正スポーツカスタム仕様「G SPORTS(G’s)」が追加され、赤ラインをアクセントにした専用のアルミホイール、アルミペダル、ローダウンサスなど内外装や足回りがチューニングされます。

それだけに留まらず、床下の気流を整流する空力パーツやボディ剛性アップ用パーツも装着され、エンジンチューンこそ施されないものの、1BOXミニバンとしては卓越した乗り心地や走行安定性を実現しました。

車の基本的なハード面では一部グレード(「ZS」「Z」)でワイドタイヤ装着のため全幅が若干5ナンバーサイズを超えて3ナンバー登録となったほか、エンジンが先代の1AZ-FSEから新型の3ZR-FSEに更新。

さらにフルモデルチェンジ時から「ZS」グレードに新型の「バルブマチック」機構を採用した3ZE-FAEがトヨタ車としてノアともども先行して初搭載され、2010年4月のマイナーチェンジで全車このエンジンに統一されています。

CMは先代からの「若くたくましい父親と子供」というコンセプトが出演する俳優を何度か変えながら続行され、引き続きノアと同じファミリー層でも若々しく引き締まったアグレッシブなイメージを持たせました。

代表スペックと中古車相場

トヨタ ZRR70W ヴォクシー ZS 煌III 2012年式
全長×全幅×全高(mm):4,640×1,720×1,850
ホイールベース(mm):2,825
車重(kg):1,600
エンジン:3ZR-FAE 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1,998cc
最高出力:158馬力 / 6,200rpm
最大トルク:20.0kgm / 4,400rpm
乗車定員:8人
駆動方式:FF
ミッション:CVT
燃費(km/L):13.6(※JC08モード燃費)
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)トーションビーム
中古車相場(各型全て):18.8万円~299.9万円

低床化とハイブリッド追加、デザインもさらにアグレッシブな3代目R80G/W(2014-)

3代目は2014年1月にフルモデルチェンジして登場、ノアともども外からでも室内の広さがわかりやすい、力強さのあるハコを実現する、「EMOTIONAL BOX」というコンセプトを掲げました。

この代の登場直後(2014年10月)に、高級イメージのある第3の兄弟車(トヨタ店およびトヨペット店扱い)「エスクァイア」が登場したことで、ヴォクシーとノアはよりキャラクターを強調すべく、それぞれの方向性でアグレッシブなフロントマスクを得ます。

ヴォクシーの場合は「毒気のあるカッコ良さ」ということで初代以来のコンセプトではありますが、フロントグリルは開口部をより強調するとともに、ヘッドライトはより薄く切れ長として、迫力を増す演出が施されました。

構造的にも大幅な見直しが行われ、ルーフ高が25mm低くなってロー&ワイド感を出しながら、車内高は逆に60mmも高くなり、ラゲッジ床面も60mm低くなる低床フラットフロア化によって、乗車スペース、荷室ともに使い勝手と広々感が大きく向上しています。

なお、ルーフ高ダウンと低床化に合わせてサスペンションも見直され、低重心化を活かしたロールやムダな揺れの少ないフラットな乗り心地と、高い操縦性を実現しました。

動力面では先代と同じ2リッターバルブマチックエンジン3ZR-FAEが継続採用されたほか、ついにプリウスなどと同じ1.8リッターエンジン版のハイブリッドシステムTHS-IIが設定。

FF車のみですが、燃費性能は3代目デビュー当時のクラストップレベルを実現したほか、従来からのガソリンエンジン車もCVTを進化型のSuper CVT-iに更新、変速比幅を向上させてこちらも燃費性能を改善しました。

安全装備面でも2016年1月の一部改良で、一部グレードに「Toyota Safety Sense C」を標準装備。特別仕様車も先代までと同様に人気の「煌」シリーズがほぼ常時と言っていいほどたびたび設定され、スポーティバージョンの「G’s」も2016年4月に復活、2017年9月からは「G’s」に代わり新ブランドGRの「GR SPORT」が設定されました。

代表スペックと中古車相場

トヨタ ZWR80W ヴォクシー ハイブリッドZS 煌 2018年式
全長×全幅×全高(mm):4,710×1,735×1,825
ホイールベース(mm):2,850
車重(kg):1,630
エンジン:2ZR-FXE 水冷直列4気筒DOHC16バルブ
排気量:1,797cc
最高出力:99馬力 / 5,200rpm
最大トルク:14.5kgm / 4,000rpm
モーター:5JM 交流同期電動機
最高出力:82馬力
最大トルク:21.1kgm
乗車定員:7人
駆動方式:FF
ミッション:CVT
燃費(km/L):23.8(※JC08モード燃費)
サスペンション形式:(F)ストラット・(R)トーションビーム
中古車相場(各型全て):128.9万円~378万円

各代の新装備

メッキパーツ多用の純正ドレスアップ仕様”煌”とCVT途中追加の初代

初代はロングホイールベースのFF低床ミニバンとして先代にあたるライトエースノアから一新されて登場しましたが、メカニズム面ではそう新しい装備は無く、2004年8月のマイナーチェンジで全車4ATからCVTへ変更されたのが数少ない新装備です。

重要なのはメッキパーツの多用やスピーカー追加、パワーアシストドアを標準装備した特別仕様車”煌(きらめき)”が2002年に初登場したことで、以降歴代ヴォクシーの目玉グレードとなっていきます。

バルブマチックエンジン初採用の2代目

2代目ではエンジンに「バルブマチック」という新機構を採用した3ZR-FAEエンジンを初搭載、当初は「ZS」グレードのみでしたが、2010年4月のマイナーチェンジで全車このエンジンに統一されました。

バルブマチックは吸気バルブのリフト量を連続可変させてスロットルの代わりとすることで吸気損失を低減させ、高効率・低燃費を狙ったメカニズム。同種の機構は他社のエンジンにも存在し、中には従来のスロットル機構を完全に廃止したものもありますが、トヨタでは補助的にスロットルバルブも残し、必要に応じて動作させています。

トヨタ初の機構を持つエンジンをミニバンに搭載というのは異例にも思えますが、2リッターエンジンを搭載する最量販車がかつてのようにセダンなどではなくミニバンのノア / ヴォクシーである、という現実が反映された結果です。

これによりスポーティな走りのイメージも強調され、「ZS」グレードではアイシスに続き、トヨタのミニバンとしては2例目のパドルシフトが装着されました。

また、ミニバンらしい新装備としては3列目シートに「ワンタチスペースアップシート」を採用、折り畳みから跳ね上げまでワンタッチでできる機構は世界初です。

安全運転支援装備とハイブリッドが追加された3代目

3代目はモデルチェンジ時から待望のハイブリッドが追加。小型モーターを高回転まで回すことでシステム全体の小型軽量化に寄与したリダクション機構付きTHS-IIの、1.8リッターエンジン版という構成はプリウスと同じです。

これによってガソリンエンジン版では15km/L前後だった燃費が23.8km/Lまで大きく向上、経済性とモーターアシスト時の動力性能、静粛性の向上に大きく貢献しました。

2016年1月の一部改良で「V」「ZS」およびハイブリッド全車に標準装備化された安全運転支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」もハイテク化への大きな前進です。

衝突被害軽減軽減ブレーキと車線逸脱警報、オートマチックハイビームをセットとし、レーザーレーダーと単眼カメラ、2種類のセンサーで限定的ながらも衝突事故の回避や夜間のハイビーム戻し忘れ、視界確保などに大きく貢献する装備で、今後一層の拡充が予想されます。

次期型大予想

ヴォクシーは他のノア3兄弟ともども6~7年周期でモデルチェンジされていますから、順当に行けば次期型は2020~2021年の登場となります。

トヨタはレベル2自動運転などの運転支援システムやEV(電気自動車)について今まで保守的な傾向があり、中国市場をにらんだ変革が行われているとはいえ、国内専用車であるノア3兄弟でこれを急いで採用する理由もありません。

とはいえ、2025年までに全車種を電動化する、というトヨタの大方針からすると、まず次期型はハイブリッドのみの設定になる可能性は高いと思われます。

基本的に「エンジン専用車種を廃止して全車種に電動車を設定する」という意味なので、あるいは1.5リッター以下のダウンサイジングターボを搭載したガソリンエンジン車が残る可能性も捨てきれません。

ただ、ホンダが現行ステップワゴンを当初1.5リッターターボのみの設定として販売が伸び悩んだ実績を考えると、積極的に採用する理由も無いのです。

4WDも現行プリウスで電動4WDのメドがたちましたから、次期型は全車1.8~2リッタークラスのハイブリッド、廉価グレードはシエンタなど一回り小さいミニバンで補完するというのが、現時点での大予想となります。

EVモデルの設定も考えられないことは無いのですが、家族での長距離ドライブ用途も多いミニバンの場合、よほどの電池革命が起きない限り、まずは補助発電エンジンを搭載したレンジエクステンダーEVか、PHV(プラグインハイブリッド)からではないでしょうか。

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